こんばんは。
MIKクレエの志賀です。
今日もご来店頂いたお客様有難うございました。
未曽有の大災害、東日本大震災から約1か月経ちました。
仙台中心部は街並みも歩いている方々もなんとなく落ち着いてきたように思えます。
今日は少し気温も高くなり、東北にも「春」の訪れも感じました。
空いてないところも多いですが、ガソリンスタンドもスーパーもコンビニもあまり並んでないようでした。
人間には「忘れる」という能力があるそうです。
「忘れっぽい」というのとは違っていて
とても辛かったこと、悲しかった出来事も
「時間」と「忘れる」という能力があるから生きていけると。
私にも思い当たることは沢山あります。死ぬほど辛かったとき
あの頃、泣いてばかりだったと思い出すと不思議な気もします。
ですが、忘れてはいけないこともあるような気がします。
震災後、日創研仙台経営研究会という会に所属している私は
直後に始まった全国からの救援物資を、会長を始めリーダーの方々が
毎日、搬入、仕分け、会合を行い、各地の被害状況を調べ、各避難所と連絡を取り
朝から晩まで女川、気仙沼、石巻を中心に10tトラックで届ける活動の
ほんの少しのお手伝いをさせて頂きました。
一度だけ実際に避難所に運ぶお手伝いをと(ついて回っただけですが)
早朝から女川に行きました。
近づくにつれ周りの景色は、地獄のように一変。
TVや新聞ではわからなかった悲惨さでした。
避難所ではすべて破壊され失った方々が大勢いらっしゃいました。
助かったとはいえ、全てにおいてどんなに不自由であろう避難所生活を
必死に受け入れていたように感じました。
何もできない自分がいました。
でもこの光景と人々を忘れてはいけないと目に焼き付け、心に刻んで
帰ってきました。
自分のいる場所に感謝すると同時に、時間がたてば普段通りに戻るところと
ならないところ、今も尚苦しんでいる場所、人の痛みをを忘れないことで
なにか少しでも継続的な支援を考えられるのではと思います。
大きなことは何もできませんが、今いる場で
たくさんの人の痛み、悲しみ、苦しみと
たくさんの人からの支え、愛情、援助をうけたことを
「忘れない」能力を発揮して
想いを周りのスタッフに伝えていきたい。
自分ができることで誰かの役に立てることを継続し続けられるように。